西宮市在住 男性
行動規制がなされた2020年、気軽に何処へも行けない、会話することもできない、働くこともできない、そんな息苦しいコロナ過が転機となりました。 息苦しさから逃れるために、私と妻は、裏山である六甲山へ、毎週のように通いました。 当時、ハイキングを楽しみ、圧倒的な大自然に触れ、ありのままの自然の抱擁力を強く感じました。同時に感謝。「ありがとう」です。 現代文明社会(世間様)は、行動規制が実施されていたが、その一方で、全く規制がない、山や大自然、大地(お天道様)は、ありのままでした。 そこに「真の自由」を知ったことを覚えています。
主催者であるSLOW FARMの佐伯さんと、出会ったのが2024年1月のこと。 大阪の「パタゴニア」さんで開かれた、「農業の話をしよう」のイベント登壇され、私と妻はその視聴者として。 佐伯さんは、農業の難しさ、現実を語りつつ、次のようなことを語っていました。 「人の力ではどうしようもないことを思って知って乗り越えて、はじめて感謝へと昇華する」でした。 深い言葉に感銘して、自然のありのままの恵みが、いかに有難いこと、貴重で尊いことかを、農業の語りを通じて、教えて下さりました。 私にとって、その教わったこと、感じたことを、自分の内面に落とし込む場、それが、2025年から始まった、シェア畑の「根の音」でした。
「根の音」の最大の特徴は、「本当のシェア感覚(共同体とは)」と「感謝」と「ありがとう」そして「真の自由」を感じる場所だと思います。 それぞれに個人区画がある一般的な市民農園とは違って、1反(1000㎡)以上もある畑を、区分なく共同作業で、畑仕事をします。 参加される家族は、できるときに、それぞれの家族ができることをします。個人個人を尊重しつつ、互いに協力して、みんなでお野菜を育てる、自然の恵みを触れること体感します。 ひと昔前の農家さんは家族経営が基本、きっと家族が総出して「農」に携わていたのだろう、そう想像することが出来ました。 力仕事ばっかりかと思っていました「農」は、実はそうでもなかった。種まきは、本当に手先が器用でなければなりません。かなり根気がいる作業でした。妻の方が上手でした。 どうやって、種をまき、定植することすら知らなかったので、本当に新鮮でした。
原則、不耕起、無堆肥、無農薬です。自然のありのままの恵みを体感する農業は、現代文明社会(世間様)では本当に少ない、シェア畑「根の音」は、とても貴重な場所だと2025年の1年を通じて、感じています。 雑草がそのまま肥料になる、土に帰ること、畑を潤す保湿効果にもなり、寒さから守る保存効果にも。雑草の根っこも、虫さんたちも、畑を耕し、栄養を与える役割を果たすことも、ありのままの循環の素晴らしさを知りました。 そこにも共生(共同体)の概念があることを知らせました。 だから、ときどき、虫さんに食べられて、思うように育たないお野菜もあり、強風に煽られて、支柱ネットが倒れるハプニングあり、と思えば、意外に豊作になって、とても食べきれないほどの有難い経験もあり。 「人の力ではどうにもならないこと」も沢山ある。しかし、乗り越えた先の「感謝」と「ありがとう」も沢山感じることが出来ました。 「勝手気ままな自由」とは違い、お互いの家族や個人を尊重した先に、共同作業で得た「感謝」の中にこそ「真の自由」を垣間見た、シェア畑「根の音」でした。 最後に、もう一人の主催者、農園 新菜の川崎さんが中心となって、自分たちで作ったお野菜をメインに、地域の野菜、野草、お米を使った、 おもてなしの会(食事会)を毎月一回、開催されます。新鮮野菜を畑のハウスで食べる醍醐味、どんな高級料理店でも味合うことが出来ない体験です。 そして、参加者家族同士の団らん、会話に花が咲き、食べることも農作業も忘れて。 お天道様に感謝して、世間様に束縛されない、ありのまま「真の自由」を2026年も引き続き、体感しようと思います。 勇気をだして参加、片道2時間弱の時間をかけてでも、参加する価値あり。自分たち家族、共同体感覚の絆を深める最高の場所へ。 素敵なご縁で、素晴らしい仲間に出会えたことに、「ありがとう」。
